[ブラジリア 8日 ロイター] - ブラジルの中道右派政党、自由党(PL)のバルデマー・コスタ・ネト党首は8日、極右のボルソナロ大統領が来年の大統領選に向け、同党に加わると発表した。
ボルソナロ氏は支持者に対し、「早ければ今週中にもそうなる」と述べ、その意向を確認した。
来年10月の大統領選で見込まれる左派のルラ元大統領との対決に向け、選挙戦の基礎固めに着手した。ただ両氏とも公式には出馬を表明していない。
PLの上院トップ、ウェリントン・ファグンデス氏はボルソナロ氏と会談後、「全てのメンバーが大統領を迎えることにコミットしている」と述べた。政党への加入は22日になる見込みという。
ボルソナロ氏は2018年の大統領選に勝利するため加わった小規模政党の指導部と対立。現在はどの政党にも加わっておらず、支持固めをソーシャルメディアに頼ってきた。
来年の大統領選に関する世論調査ではルラ氏が支持率で大きくリードしているものの、その差は縮小しつつある。