[マニラ 9日 ロイター] - フィリピンのドゥテルテ大統領の娘でダバオ市長のサラ氏(43)は9日、同市長選への立候補を取り下げた。15日には来年の大統領選の候補者変更期限を控えている。
大統領選への出馬が取り沙汰されるサラ氏は、市長選からの撤退理由を明らかにしていないが、後ほど新たな発表を行うとフェイスブック上で支持者に伝えた。
同氏は今年に入ってからの世論調査で大統領候補としてトップに立っているものの、大統領職を望まないとこれまで語ってきた。来年5月の大統領選挙の候補者変更の期限は11月15日。
サラ氏は「私はダバオ市長への立候補を取り下げる」とし、代わりに副市長である弟のセバスチャン氏が立候補すると発表した。
ドゥテルテ大統領(76)は憲法の規定により再選を目指すことができず、引退するとしている。