[ブラジリア 21日 ロイター] - 10月のブラジル大統領選を巡る世論調査では、ルラ元大統領が支持率でボルソナロ大統領を引き離しており、第1回投票でルラ氏が勝利する可能性がある。
PoderDataが20日遅く公表した世論調査結果によると、今日投票が行われた場合、得票率はルラ氏が42%、ボルソナロ氏が28%となる。1カ月前の世論調査ではルラ氏が40%、ボルソナロ氏が30%だった。
ルラ氏の支持率は45%と、他の全ての候補の支持率合計とほぼ同じで、第1回投票で有効票の過半数を獲得して大統領選に勝利する可能性がある。
調査は今月16─18日に511都市で3000人を対象に電話で実施した。
両氏はまだ立候補を正式に表明していないが、金融市場はすでにルラ氏の政権復帰を織り込んでいる。
ルラ氏は19日、副大統領候補に穏健派のアルキミン元サンパウロ州知事を起用する可能性を示唆。通貨レアルは対ドルで昨年11月以来の高値に上昇した。アナリストはアルキミン氏の起用は財政健全化につながるとの見方を示している。