[キーウ 8日 ロイター] - カナダのトルドー首相は8日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃訪問し、同国にさらなる軍事支援を提供すると表明した。
ウクライナのゼレンスキー大統領との会談後に記者会見し「ドローンカメラ、衛星画像、小銃、弾薬、地雷除去作業の資金を含むその他の支援」を行うと説明。さらに「プーチン(ロシア大統領)の戦争に加担したロシアの40人の個人と5つの団体、オリガルヒ(新興財閥)や防衛分野の政権側近に新たな制裁を科す」とも述べた。
トルドー氏は、キーウ郊外の町イルピンも訪問。ここは3月下旬にロシア軍が撤退する前に、ウクライナ軍とロシア軍の間で激しい戦闘が行われた場所だ。
同氏は、カナダがキーウで大使館を再開するとも表明した。
カナダはまた、食料安全保障の一環として、国連の世界食糧計画(WFP)に2500万ドルを提供するほか、来年にカナダが全てのウクライナ産輸入品に対する貿易関税を撤廃する。
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