[台北 7日 ロイター] - 台湾の呉釗燮(ジョセフ・ウー)外交部長(外相)は7日、中国が台湾に侵攻した場合、国際社会が現在のロシア対応と同様に中国に制裁を科すことを期待すると述べた。
台湾は西側諸国と歩調を合わせ、ウクライナに侵攻を続けるロシアに制裁を発動。6日にはロシアの同盟国ベラルーシも制裁対象に加えた。
台湾のベラルーシ、ロシア両国との直接の貿易量は微々たるもので、制裁は象徴的な意味合いが強い。
呉氏は台北で開かれたイベントで記者団に、国際社会と歩調を合わせてウクライナ侵攻を非難し、ロシアとベラルーシに制裁を科すことは重要だと指摘。
「将来、台湾が中国から武力で脅されたり、あるいは侵攻を受けた場合、もちろん国際社会が理解し、台湾を支持し、そのような攻撃的な行為に制裁を科すことを望む」と語った。「このため、台湾は国際社会と共に行動している」と続けた。