[シカゴ 11日 ロイター] - バイデン米大統領は11日、連邦最高裁判所が中絶の権利を認めた1973年の判決を覆す可能性が高まっていることに関して、判決が覆れば、同性婚などリベラル派が重視する他の権利にも影響がおよび可能性があるとの懸念を示した。
米政治専門サイトのポリティコは2日、同判決を覆す最高裁の多数派意見の草稿を入手したと報じた。
バイデン氏は先週、11月の中間選挙では中絶の権利を支持する候補者に投票するよう訴えた。
この日バイデン氏は献金者のグループに対して、同性婚や避妊の権利も争点になる可能性があり、米国の分断がさらに進むことになると懸念を示した。