[15日 ロイター] - ベラルーシのゴロフチェンコ首相は15日、西側諸国の制裁で年間160億─180億ドル相当の欧米向け輸出が停止したと明らかにした。国営通信社ベルタが報じた。
ロシアがウクライナ侵攻を開始した2月24日以降、西側諸国はロシアとその同盟国であるベラルーシに相次ぎ制裁を科した。
ベルタによると、首相はドバイに本拠を置くテレビ局アル・アラビーヤのインタビューで「制裁が原因でベラルーシの欧州連合(EU)および北米の諸国に対する輸出はほぼ全面的に強制停止した」と述べた。
ベラルーシは昨年、欧州格安航空会社(LCC)ライアンエアの旅客機を強制着陸させ、着陸後に搭乗していた反体制派ジャーナリストを拘束した問題でも重い制裁を科された。