[エルサレム 19日 ロイター] - イスラエルの連立与党は19日、左派政党「メレツ」のアラブ系議員が離党したことにより国会(定数120)で少数派となった。ベネット首相の政権運営が一段と厳しくなる。
連立与党の議席数は59議席となった。離反した議員は首相に宛てた書簡で、イデオロギーの相違を理由に挙げた。
野党はこれを受けて25日に解散総選挙に向けた動議を提出する可能性がある。
ベネット氏が率いる与党は左右両派および中道派、アラブ系政党と連立を組んで約1年前に発足。歴代最長の12年にわたって首相の座を維持していたネタニヤフ氏を退陣に追い込んだ。
しかし、先月にはベネット氏自身の右派政党から議員1人が離反し、議席が過半数を割っていた。