[ワシントン 23日 ロイター] - ミリー米統合参謀本部議長23日、ウクライナに軍を再派遣する可能性について、現時点では「かなり距離がある」との認識を示した。
バイデン大統領はロシアの侵攻前にウクライナから軍を撤退させた。しかしキーウ(キエフ)の米大使館再開を受けて、外交官警護のために軍の派遣が必要との見方が出ている。
ミリー氏は記者会見で、ウクライナに軍を再派遣するかどうかを決定する前に、人員配置が検討されていることを認めた。ただ同氏やオースティン国防長官まで上がってきていないと述べた。
「まだ行動計画を策定中であり、オースティン氏にも提示されていない」とし、「ウクライナに米軍を再派遣するには最終的に大統領の判断が必要だ。従ってかなり距離がある」と説明した。
軍を派遣する場合に外交官の保護が目的か、他の活動も視野に入れているかは明らかにしなかった。