[ソウル 25日 ロイター] - 在韓米軍の攻撃ヘリコプター「アパッチ」が、2019年以来となる実弾射撃訓練を実施していることが分かった。北朝鮮との軍事境界線のすぐ南にあるロドリゲス実弾射撃複合施設では近年、近隣住民から騒音や安全性への苦情が寄せられたため訓練が行われていなかったが、このほど再開された。
米軍が公開した映像や写真によると、アパッチはこの1週間、訓練を実施。同軍はツイッターで「昼夜を問わず」訓練を行っていることを明らかにした。アパッチ訓練の再開に至った経緯は不明で、米軍、韓国国防省からはいずれもコメントを得られなかった。
北朝鮮との緊張が高まる中、米韓は軍事演習を強化。来月の合同軍事演習では、新型コロナウイルスの感染拡大や北朝鮮との緊張緩和を優先する政策を背景に停止していた実動訓練も再開する。