[サンパウロ 28日 ロイター] - ブラジルの10月2日の大統領選を占う28日発表の最新世論調査で、現職の右翼ボルソナロ大統領の支持率が6月調査から1パーセントポイント上昇し29%になった。ただ、左派ルラ元大統領の47%は変わらず、大差が続いた。
調査は世論調査会社データフォルハが27―28日に実施。今ただちに大統領選が行われたらだれに入れるかとの質問では、ルラ氏が53%を集めた。同社は10月30日の決選投票を待たずにルラ氏の勝利が決まる可能性を指摘した。
ルラ氏とボルソナロ氏が決選投票に進む場合を想定した質問には、ルラ氏に投票するとの答えが55%、ボルソナロ氏への投票が35%となった。昨年12月調査での29パーセントポイント差よりは縮んだが、それでも20パーセントポイント差を維持した。
月収2424レアル(467ドル)未満の低所得層での支持率は、ボルソナロ氏が3パーセントポイント上昇して23%になったが、ルラ氏は54%となお大差だった。
ボルソナロ氏は選挙を意識し、このところ国民向けの社会福祉給付の増額や燃料費押し下げの働きかけなどを繰り出している。
今回の調査は16歳の投票年齢に達した2556人から回答を得た。
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