[1日 ロイター] - ミャンマー国軍は、昨年2月のクーデターに伴い発令した非常事態宣言を6カ月延長する。国営メディアが1日伝えた。国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官が引き続き国の全権を握ることになる。
国防治安評議会が全会一致で延長を承認したという。
国営メディアのグローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーは同総司令官が「国民が望む『本物の、規律ある複数政党制民主主義』をわれわれは引き続き強化する必要がある」と述べたと報じた。
国軍は民主化指導者アウン・サン・スー・チー氏の政党が圧勝した2020年11月の総選挙の不正を政権転覆の根拠に挙げ、23年8月に新たな選挙を実施するとしている。