[ウェリントン 1日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相は1日、中国は自国の利益を追求する動きを強めているものの、両国には依然として協力できる共通の利益があるとの見解を示した。
NZは南太平洋での中国の影響力拡大を受け、同国に対する姿勢を硬化させているが、貿易で中国に依存している。
アーダーン氏はオークランドで開催されたチャイナ・ビジネス・サミットで講演し、NZにとって非常に重要な分野や中国と見解が異なる分野があるが、NZは関与していくことに前向きだと表明した。
その上で「NZの利益と価値観を反映するアプローチと成果を推進し、そうでない問題については率直に意見を述べていく」と語った。
両国の関係において相違に対処することは必ずしも容易ではなく「保証はない」との認識も示した。