[1日 ロイター] - 米ミズーリ州上院議員の共和党候補指名獲得に向けエリック・グライテンズ元州知事とエリック・シュミット州司法長官が接戦を繰り広げる中、トランプ前大統領は中間選挙予備選前日となった1日、「エリックを全面的に支持する」との声明を出し、どちらのエリックかは曖昧なままにする異例の行動に出た。
トランプ氏の広報担当テイラー・ブドウィッチ氏は説明を求められると、声明を「読めば分かる」と応じた。ミズーリ州の共和党筋は「明白な二重支持だ」と述べた。
ただ、グライテンズ、シュミット両氏とも、ツイッターへの投稿でトランプ氏の支持を受けたと主張した。
トランプ氏は今年、予備選で約200人の候補を支持し、オハイオやペンシルベニア、ノースカロライナなどの州では推薦候補が勝利したり敗北したりするまちまちの結果となっている。
ただ2024年大統領選への再出馬を検討しているトランプ氏は、自身が推せば大勝利をもたらすと豪語しており、接戦となっているミズーリ州の上院選予備選で両候補とも支持することで実績を守ろうとしているの可能性がある。