[台北 3日 ロイター] - 台湾国防部は3日、中国の軍事演習について、国連規則に違反するとともに台湾領内に侵入しており、台湾の空域および海域を封鎖しているも同然だと非難した。
台湾の安全保障を断固として守り、領土主権を侵す行為に対抗措置を講じ、戦争を求めない原理原則に基づき警戒レベルを引き上げると表明した。
また、中国は台湾に対する心理戦を継続しているとし、台湾市民はうわさを信じたり、当局に偽ニュースを報告すべきではないとした。
国防部は、域内の同盟国と緊密に連絡を取り合うとした上で、協調や協力を強化して状況がエスカレートするのを共同で防ぐと主張した。
中国が台湾付近の海域での演習地域に航空機は進入しないよう通告したことについて、台湾外交部は国際秩序に挑戦する行為だとした。
アジア歴訪中のペロシ米下院議長は2日夜、台湾に到着した。中国は強く反発し、軍事演習で対抗している。