[バンコク 8日 ロイター] - タイは、2020年1月以来2年超ぶりに最低賃金を引き上げる方針を示した。労働者が新型コロナウイルス感染流行の影響に対応するための支援で、賃上げ率は5─8%となる。中央賃金委員会と労働相が明らかにした。
委員の1人は8日、委員会が月内の会合で1日当たりの最低賃金引き上げを勧告するとロイターに述べた。
閣議承認されれば、1日当たりの最低賃金は329─353バーツ
(9.19─9.86ドル)に、月単位では東南アジアで最高水準の9870─1万0590バーツとなる。
チョムクリン労働相はロイターに、政府は年内に賃上げに踏み切りたい方針と述べた。
前回の賃上げ率は1.6─1.8%だった。