[9日 ロイター] - 米中西部ウィスコンシン州とミネソタ州で9日に行われた州知事選の共和党予備選は、いずれも中絶反対派の候補が勝利した。
エジソン・リサーチの予測によると、ウィスコンシン州では実業家のティム・ミシェルズ氏が民主党のエバーズ知事と対決する。ミネソタ州では、前州上院議員スコット・ジェンセン氏が民主党の現職ウォルツ氏に挑む。
ミシェルズ氏の指名獲得はトランプ前大統領の勝利でもある。トランプ氏の支持を得たミシェルズ氏は、ペンス前副大統領ら共和党の主要幹部が推すレベッカ・クリーフィシュ前副知事を破った。
ミシェルズ氏は2020年の大統領選で勝利したのはトランプ氏だったと主張している。また19世紀の中絶禁止令を施行する考えを示している。
ジェンセン氏も大半の中絶を禁止することを求めると発言している。新型コロナウイルスの重大性にも疑問を呈している。
ウィスコンシン州では上院選の民主党予備選も行われ、バーンズ副知事が候補に選ばれた。共和党のジョンソン氏と争う。
バーンズ氏はリベラル派のサンダース、ウォーレン両上院議員らから支持を受けた。本選で勝利すれば同州初の黒人上院議員になる。