[台北 23日 ロイター] - 台湾の蔡英文総統は23日、米スタンフォード大学フーバー研究所の代表団と総統府で面会し、中国軍が台湾の金門島、馬祖島を砲撃した1958年の第2次台湾海峡危機に触れ、中国軍を撃退した当時と同様に防衛の決意は現在まで続いていると語った。
「祖国を守るためのあの戦いは、過去、現在、未来においていかなる脅威も台湾の人々の自衛の決意を揺るがすことはできないことを世界に示した」と強調。
「台湾は権威主義拡張の最前線に位置するため、防衛の自立性を引き続き高めており、米国とも協力し続ける」と述べた。
中国の台湾周辺での軍事演習は台湾海峡や地域の現状を変更するリスクがあるとし、民主主義のパートナー国・地域が協力して「権威主義的国家による干渉に対し防衛する」必要性を訴えた。