[ビリニュス 23日] - リトアニアのランズベルギス外相は23日、欧州連合(EU)がロシア人観光客の域内渡航を禁止しなければ、ロシアと国境を接する同国とエストニア、ラトビアのバルト3国およびポーランドとフィンランドが入国禁止措置を導入する可能性があると述べた。
ランズベルギス氏は記者団に「これらの国の閣僚と話したが、政治的に大きな見解の相違はない」と述べ、「ロシア人観光客はEU内にいるべきではない。彼らの国は(ウクライナで)ジェノサイド(大量虐殺)を行っている」と述べた。
エストニアは先週、これまでビザを発給した5万人以上のロシア人を対象に入国を禁止すると発表した。こうした措置を取るのはEU加盟国としては初めて。