[ドバイ 24日 ロイター] - イラン外務省は24日、米国がイラン革命防衛隊系の組織が使用しているとして空爆したシリアの施設について、イランとの関連性を否定した。
米中央軍は23日、シリアのデリゾールでイラン革命防衛隊系の組織が使用する施設に対し空爆を行ったと発表。これについてイラン外務省報道官は「標的となった施設はイランとは何の関係もない」とし、米軍による空爆は「シリアの主権と領土の完全性を侵害するもの」と非難した。
23日の空爆について、米軍報道官はロイターに対し、米軍の戦闘機8機がシリアの9カ所の目標を空爆したと明らかにした。民間人に被害が及んだとの報告は受けていないとしている。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は記者団に対し、空爆は弾薬庫などの軍事施設を標的としたものだったとした上で、「これまでと同様、米国は事態のエスカレーションを望んでいないと述べた。