[15日 ロイター] - 国連幹部は15日、旧ソビエト連邦のナゴルノカラバフを巡る軍事衝突に関連し、アルメニアとアゼルバイジャンの間で合意した停戦を歓迎し、その継続に期待感を表明した。
今回の軍事衝突では、これまでに170人以上の兵士が死亡したとされる。アゼルバイジャンの主要な支援国であるトルコと、アルメニアの同盟国ロシアを巻き込む恐れもあった。
国連政治・平和構築局の欧州・中央アジア・米州担当の次長、ミロスラフ・イェンチャ氏は「国際社会はアルメニアとアゼルバイジャンを巡る問題の平和的解決に引き続き全面的にコミットし、現在の緊張緩和や当事者の交渉復帰、地域の平和と安定の達成を支援するための努力を惜しんではならない」と述べた。
アルメニア高官は14日夜、アゼルバイジャンとの間で停戦合意に至ったと明らかにした。