[モスクワ 19日 ロイター] - ロシア外務省は19日、カナダの首都オタワにあるロシア大使館の敷地に火炎瓶が投げ込まれたとして、ロシア駐在のカナダ大使を呼び、抗議した。
ロシア外務省はこのほか、「攻撃的な」デモ隊がオタワのロシア大使館の領事部への入り口を塞いだとしている。
カナダのジョリー外相の報道官は、暴力や破壊行為は許されないとし、関係当局がこの件について調査していると述べた。
その上で、ウクライナがロシア軍から奪還した東部ハリコフ州イジュムで多数の遺体が発見されたことに言及し、「多くのカナダ人は衝撃を受けている。カナダはロシアのプーチン大統領らの戦争犯罪の責任を追及する」と述べた。
ロシア大統領府は、ロシア軍がハリコフ州で戦争犯罪を犯したとの主張は「虚偽」として、否定している。