[モスクワ 29日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は29日、ロシアの安全保障会議で、軍の部分動員令で生じた全ての誤りを正すべきだと述べた。RIAノーボスチ通信が報じた。21日に発表した「部分動員」が円滑に進まなかったことを初めて公に認めた格好。
プーチン大統領は「この動員の過程で、多くの疑問が浮かび上がってきた。全ての誤りを訂正し、今後起こらないようにしなければならない」とした。ただ、盟友であるショイグ国防相や招集の実務に当たる地方自治体当局について、混乱の責任を追及することは避けた。
また、必要な専門分野での訓練と軍事経験がある者を最初に招集すべきとした。
動員令を巡っては、担当者が不適格な男性に招集令状を送ったことに対する苦情など当局者や市民から不満の声が広がっている。
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