[パリ 5日 ロイター] - フランスの極右政党「国民連合(RN)」の党首に、ジョルダン・バルデラ氏(27)が選出された。ルペン氏の後任となる。
バルデラ氏は既に約1年にわたって暫定党首を務めており、党首選では党員票の約85%を獲得。ルペン氏のパートナーだった対立候補のルイ・アリオ氏は15%だった。
ルペン氏は、今年の大統領選出馬のため2021年に退任していた。5日の党集会で、「休暇のために党を離れるわけではない。私は国家が必要とする所に赴く」と述べた。同氏は27年の大統領選に再び立候補するとみられている。
バルデラ氏は演説で、イタリア移民の母親と、10年間ともに働いてきたルペン氏という2人の女性が恩人だと述懐。極右の立場を超えて票を集め、RNを政権政党に育てるというルペン氏の方針を継続すると言明。「政権奪取の道をともに歩もう。われわれはマクロン大統領の後を継ぐ」と述べた。