[28日 ロイター] - 米国地質調査所(USGS)は世界最大の活火山であるハワイ島のマウナロアの山頂カルデラで27日夜から噴火が始まったとし、警戒レベルを引き上げた。
USGSの火山活動サービスは「現時点で溶岩流は山頂付近にとどまっており、住民が暮らす地域を脅かしてはいない」としたが、過去の事例を踏まえ、噴火の初期段階は大規模で溶岩流の進み方などが急速に変化する可能性があると指摘し、警戒レベルを「勧告」から「警告」に引き上げた。
この2時間の間にマグニチュード(M)2.5以上の地震を10回以上観測し、うち1回はマグニチュード4.2を記録したという。
マウナロアが最後に噴火したのは1984年の3月と4月で、この時はヒロまで約8キロメートルの地点まで溶岩流が迫った。