[ワシントン 5日 ロイター] - 米ホワイトハウスは5日、憲法上の規則の廃止を訴えたトランプ前大統領の週末の発言を非難し、共和党員にも非難するよう促した。
ホワイトハウスのベイツ報道官は「全ての大統領と議員は米国憲法を『守る』と誓っている」と指摘。
「議員にその宣誓を再確認し憲法を支持する要請は難しいことではないはずだ。議会共和党は最も基本的な質問への回答を繰り返し拒否するのではなく、すぐにそれを行う必要がある」と述べた。
共和党員の中にはトランプ氏の発言を非難する者もいたが、多くは沈黙を守り、名指しで非難することを避けている。
トランプ氏は3日、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」で、バイデン大統領に敗れた2020年の大統領選で不正があったとする主張を繰り返し、「このような類の大規模な不正は、憲法にあるものでさえ、全ての規則、規制、条項の廃止を可能にする」と述べた。
トランプ氏の発言は、20年の選挙キャンペーン中にバイデン氏の息子ハンター氏を巡る疑惑に関する報道記事がツイッターでどのように制限されていたかを暴露するツイートを受けたもの。