[6日 ロイター] - 米豪の国防相は5日、ワシントンで会談後に声明を発表し、中国による「不安定化を招く軍事活動」に対抗する決意を表明した。
オースティン米国防長官とマールズ豪国防相は、外務・防衛担当閣僚協議の一環で5日に会談。6日には両国の外相が加わる。
7日にはウォレス英国防相も加えて3カ国の安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」の会合を開く。AUKUSは豪州に原子力潜水艦技術を提供することなどを目的に発足した。
米豪国防相は声明で、両国が技術面を含め防衛協力を深化させる方針も示した。
戦略国際問題研究所(ワシントン)でオーストラリア部門を担当するチャールズ・エデル氏は7日の協議について「米国の陸上プレゼンスの強化や日本など他の主要パートナーとの訓練の拡大、支援物資の運搬、インフラ、燃料や武器の貯蔵施設の増強」についても協議される可能性が高いとの見方を示した。