[7日 ロイター] - ベラルーシの国営通信ベルタは7日、同日から8日にかけて同国軍の部隊および装備を移動させると報じた。「テロ対策の演習」が目的としているが、ロシアが同盟国であるベラルーシ領内からウクライナに向けて新たな攻撃を仕掛ける可能性があるの懸念も高まっている。
期間中は特定の公道・地域を通る市民の移動などが制限されるほか、訓練目的の模造兵器の使用も計画されているという。
どの地域が影響を受けるのか、どのような形で演習が行われるのかは明らかにしなかった。
ベラルーシは隣国ウクライナでの戦争に介入しないと表明しているが、ルカシェンコ大統領は過去に、軍に対しロシア軍と共にウクライナ国境付近に展開するよう命じたことがある。
ウクライナは従来から、ベラルーシとロシアが北側の国境からの侵入を計画している可能性があると警戒している。