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[シドニー 7日 ロイター] - 中国全国人民代表大会(全人代)外事委員会の傅瑩副主任委員は7日、オーストラリアとの国交樹立50周年を記念するフォーラムで、オーストラリアは英米と防衛同盟を結んでいるため経済パートナーとしての信頼性に疑念が生じていると述べた。
中国はオーストラリアにとって最大の貿易相手国だが、さまざまな問題を巡る対立から過去数年に関係が悪化。中国はオーストラリアの輸出製品の多くに制裁措置を講じている。
傅氏は、先月の20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせて行われたアルバニージー豪首相と習近平中国国家主席の会談は「関係改善の必要性について明確なシグナルを送った」と指摘。
会談は楽観的になる理由を与えたが、オーストラリアは中国の懸念に目を向け、忍耐強くなる必要があると警告した。
両国首脳の会談は2016年以来初めて。
傅氏はまた、「米国が主導する3カ国の安全保障の枠組みであるAUKUS(オーカス)は中国の人々の間で協力パートナーとしてのオーストラリアの信頼性への疑念をもたらしている」と述べた。
米英豪3カ国は昨年、AUKUS協定を結んだことを発表した。