[ドバイ 15日 ロイター] - イスラエルの首相返り咲きが確実視されるネタニヤフ氏は、米国とサウジアラビアとの同盟関係が再確認される必要があるとの見方を示した。アルアラビーヤの英語版が15日に伝えた。
米国とサウジの戦略的パートナーシップはバイデン米政権下で揺らいでおり、イスラエルとの関係を築いているアラブ首長国連邦(UAE)と米国の間で緊張が生じている。
ネタニヤフ氏は「サウジや他の国々との伝統的な米国との同盟関係に変動があってはならない」と指摘し、この同盟関係が地域の安定に寄与しているとの考えを示した。その上で、バイデン大統領にこの考えを伝えると述べた。
11月の選挙で勝利したネタニヤフ氏は、右派宗教(ユダヤ教)政党と連立に向けた協議を進めており、近く同氏を首相とする政権が発足する見通し。