[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米ニューヨーク州のホークル知事は15日、2024年12月からペットショップでのイヌ、ネコ、ウサギの販売を禁じる法案に署名し、新法が成立した。いわゆる「パピー・ミル」など、利益優先で悪質な繁殖を行うブリーダーからの供給を阻止する狙いという。
ホークル知事はこの措置について、動物福祉の保護と、虐待を伴う大量繁殖業者の取り締まりにつながると説明した。
これまで、カリフォルニア、イリノイ、メリーランドなどの州が同様の販売禁止措置を講じている。
一方でペットショップには保護団体と協力し、引き取り活動促進に関わる機会が作られる。
ホークル知事は「ニューヨーク州のイヌ、ネコ、ウサギたちは、暖かい家庭と人道的な扱いを享受するに値する」との声明を発表した。
動物福祉養護団体は法律成立を祝福しているが、一部ペット業者は正当な営業を阻害する恐れがあると懸念を表明している。