[メキシコ市/リマ 20日 ロイター] - ペルー政府は20日、同国に駐在するメキシコ大使に「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」を宣告し、72時間以内の出国を命じた。ペルー議会で罷免されたカスティジョ前大統領を巡り両国関係の緊張が一段と高まった。
メキシコのパブロ・モンロイ大使はこれより先、反逆容疑で逮捕されているカスティジョ氏の家族がメキシコに亡命したと発表していた。
ペルー外務省は交流サイト上で、モンロイ大使の退去はメキシコの「最高権威」がペルーの政情について繰り返し発言したことが原因だと投稿。メキシコのロペスオブラドール大統領がカスティジョ氏に支持を表明したことを指しているとみられる。
メキシコ外務省は、大使を帰国させるが、リマにある在ペルー大使館は通常通り業務を継続すると表明した。