[北京 23日 ロイター] - 中国の王毅外相は、ブリンケン米国務長官と電話会談を行い、米国は中国の発展を抑圧することをやめ、「一方的ないじめという古い習慣」を続けてはならないと述べた。中国外務省が23日発表した。
王氏は、米国は中国の正当な懸念に注意を払い、「中国のレッドライン(越えてはならない一線)に 『サラミをスライス』するような方式で挑んではならない」と語った。これは大きな結果を得るために小さな行動を積み重ねる戦術を指している。
また、中国の習近平国家主席は台湾問題について、中米関係における「第一のレッドライン」としている。
中国外務省の発表文によると、中米双方は首脳の(先月の会談における)バリ・コンセンサスを実際の政策と具体的な行動に移すことに集中すべきだと王氏は強調。「中米関係の指導原則に関する協議を強化し、あらゆるレベルでの対話を促進し、合同ワーキンググループを通じて両国間の具体的な問題を解決することが必要だ」と述べた。