[メキシコ市 12日 ロイター] - メキシコ市長のクラウディア・シェインバウム氏は12日、2024年6月に行われる大統領選の与党候補指名獲得を目指し、16日に市長職を辞任する意向を示した。当選すれば女性初の大統領となる。
ロペスオブラドール大統領の与党・国家再生運動(MORENA)は11日、大統領選の党候補者を9月6日に発表すると明らかにした。シェインバウム氏は党内の2人の有力候補のうちの1人。
ロペスオブラドール氏の個人的な人気に後押しされ、MORENAの候補が大統領選で勝利する可能性が高いとみられている。
メキシコの大統領は法律で1期6年に制限されているため、ロペスオブラドール氏は再選を目指すことはできない。側近はロイターに対して、同氏はシェインバウム氏を後継者に望んでいると思うと語ったが、本人は意中の候補者はいないと否定している。
シェインバウム氏は12日の記者会見で辞任の意向を発表。科学者、環境保護主義者としての経験を強調し、ロペスオブラドール氏が推進してきたメキシコの「変革」を自分のやり方で継続すると表明した。