[モスクワ 3日 ロイター] - ロシア紙コメルサントは3日、プーチン大統領が2024年3月の大統領選への出馬を来月にも示唆する可能性があると報じた。少なくとも30年まで大統領の座にとどまる道が開かれることになる。
同紙が政権に近い関係筋の話として伝えたところによると、当局者らは11月に行われる会議の一環でプーチン氏が出馬を表明する可能性があるとみている。
ただ、会議でのプーチン氏の動きを巡っては他のシナリオもあり、最終決定は同氏次第という。大統領府はコメントしていない。
プーチン氏は今月7日で71歳になる。
多くの外交官や情報機関関係者らは、プーチン氏が生涯権力を維持すると予想しているが、同氏は24年の大統領選に出馬する計画をまだ確認していない。
ロシア議会は法律により12月に大統領選の実施を発表することになっており、プーチン氏は先月、自身の計画はその後に表明すると述べた。
大統領府のペスコフ報道官は先月、プーチン氏が出馬を決めれば、対抗できる人物はいないだろうとの認識を示した。