[13日 ロイター] - ウクライナが2夜連続でロシアの複数の州を無人機(ドローン)で攻撃した。各州の知事が13日に明らかにした。ベルゴロド州ではガス供給ラインが損傷し、いくつかの村で停電が起きた。
ウクライナと国境を接する同州のグラトコフ知事はメッセージアプリを通じ、ウクライナが発射した4機のドローンが上空で破壊され、落下した破片で被害が出たと説明した。グブキン町で複数の家屋が損傷した。
また、シェベキノ町ではウクライナ軍の攻撃で男性1人が負傷し、同町と近隣の村の送電線が損傷したという。
同じくウクライナと国境を接するクルスク州のスタロボイト知事は、ウクライナが発射したドローン4機を防空システムが破壊したと明らかにした。被害については触れていない。
ロシア南部のボロネジ州知事によると、ウクライナの無人機攻撃を撃退するために防空システムが数回作動したが、攻撃による「民間施設への影響」はなかった。
ロシア国防省によると、ウクライナは12日、ロシア各地をドローンやミサイルで攻撃。攻撃では少なくとも25機のドローンとロケット、ミサイルが使用され、大規模な製油所で火災が発生した。