[13日 ロイター] - 米政府は、ヨルダン川西岸地区で「過激派」のユダヤ人入植者がパレスチナ人を攻撃するのに使用した違法入植地2カ所に新たに制裁を科す見通し。米ニュースサイトのアクシオスが13日、報じた。
14日にも発動する見込みで、パレスチナ人に対する攻撃を支援する個人だけでなく団体も制裁の標的にするというメッセージを送る狙いがあるという。
ユダヤ人入植者3人も新たに制裁対象に指定する見通し。
バイデン政権は2月にパレスチナ人への暴力に関与したとしてユダヤ人入植者4人を制裁対象に指定した。イスラエルのネタニヤフ首相の政策に対し、米国が不満を強めていることを示した形。
イスラエルは昨年10月にパレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスと戦闘を開始して以来、ヨルダン川西岸で襲撃を強化しており、国連の集計によると10月7日以降に同地区のパレスチナ人少なくとも358人が死亡している。