今晩の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きとなりそうだ。
米6月利上げ期待でドル買いは続く見通し。
ただ、20-21日に仙台で開かれた7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で為替に関し日米間の認識の違いが改めて浮き彫りになり、目先の円急伸への警戒感からドル買いは限定的になると予想する。
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(4月26-27日開催分)が米経済に強気な見方を示したことで連邦準備制度理事会(FRB)による6月利上げ期待は続き、ドルに買いは入りやすい見通し。
アジア取引時間帯では株安を背景にドル・円は110円を割り込んだが、目先は111円台を目指す方向に変わりはなさそうだ。
今晩は19時15分から講演を行うブラード米セントルイス連銀総裁(タカ派)の発言が材料視されるだろう。
ただ、ドル・円の111円台回復には時間がかかりそうだ。
仙台G7では米国政府は足元の為替について「無秩序と言うにはハードルが高い」と主張し、秩序的でないとする日本政府との認識に歩み寄りはみられなかった。
米政府が日本の為替介入には依然否定的なため、ドル・円は目先下落局面となれば急激な円高に振れやすくなるとの警戒感は強い。
このため積極的なドル買いは手控えられる見通しで、ドルの上昇は限定的にとどまろう。
【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 ユーロ圏・5月製造業PMI速報値(予想:51.9、4月:51.7) ・17:00 ユーロ圏・5月サービス業PMI速報値(予想:53.2、4月:53.1) ・17:00 ユーロ圏・5月総合PMI速報値(予想:53.2、4月:53.0) ・19:15 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(経済と金融政策、北京) ・21:00 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁
米6月利上げ期待でドル買いは続く見通し。
ただ、20-21日に仙台で開かれた7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で為替に関し日米間の認識の違いが改めて浮き彫りになり、目先の円急伸への警戒感からドル買いは限定的になると予想する。
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(4月26-27日開催分)が米経済に強気な見方を示したことで連邦準備制度理事会(FRB)による6月利上げ期待は続き、ドルに買いは入りやすい見通し。
アジア取引時間帯では株安を背景にドル・円は110円を割り込んだが、目先は111円台を目指す方向に変わりはなさそうだ。
今晩は19時15分から講演を行うブラード米セントルイス連銀総裁(タカ派)の発言が材料視されるだろう。
ただ、ドル・円の111円台回復には時間がかかりそうだ。
仙台G7では米国政府は足元の為替について「無秩序と言うにはハードルが高い」と主張し、秩序的でないとする日本政府との認識に歩み寄りはみられなかった。
米政府が日本の為替介入には依然否定的なため、ドル・円は目先下落局面となれば急激な円高に振れやすくなるとの警戒感は強い。
このため積極的なドル買いは手控えられる見通しで、ドルの上昇は限定的にとどまろう。
【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 ユーロ圏・5月製造業PMI速報値(予想:51.9、4月:51.7) ・17:00 ユーロ圏・5月サービス業PMI速報値(予想:53.2、4月:53.1) ・17:00 ユーロ圏・5月総合PMI速報値(予想:53.2、4月:53.0) ・19:15 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(経済と金融政策、北京) ・21:00 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁