30日午前の東京外為市場では、ドル・円は日本株の切り返しを受け102円台を回復したが、手がかりが乏しいため上値の重い展開となった。
ドル・円は101円90銭台で寄り付いた後、日経平均の安寄りを受け101円76銭まで下落。
その後日経平均がプラス圏に反転したことでドルは102円24銭まで値を切り上げた。
ランチタイムの日経平均先物は底堅い展開となっている。
日経平均が後場もプラス圏を維持できれば、ドルはアジア市場で102円台から大幅に下げる展開とはなりにくいだろう。
なお、朝方発表された7月完全失業率と同有効求人倍率は想定の範囲内、7月全世帯家計調査・支出は予想を上回ったが、ドル・円相場への影響は限定的だった。
ここまでドル・円は101円76銭から102円24銭、ユーロ・円は113円86銭から114円20銭、ユーロ・ドルは1.1168ドルから1.1192ドルで推移した。
【要人発言】
・南ア中銀副総裁
「財務相の警察への出頭などに伴う市場の短期的な混乱には対応しない」
【経済指標】
・NZ・7月住宅建設許可:-10.5%(6月:前月比+16.3%)
・7月完全失業率:3.0%(予想:3.1%、6月:3.1%)
・7月有効求人倍率:1.37倍(予想:1.38倍、6月:1.37倍)
・7月全世帯家計調査・支出:前年比-0.5%(予想:-1.5%、6月:-2.2%)
・豪・7月住宅建設許可件数:前月比+11.3%(予想:+1.1%、6月:-2.9%)