[日本インタビュ新聞社] - ◆日経平均は2万9157円95銭(34円77銭高)、TOPIXは2075.53ポイント(2.53ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億3952万株
5月2日(火)後場の東京株式市場は、東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株が引き続き堅調に推移し、対ユーロでの151円への円安進行などを受け、キヤノン<7751>(東証プライム)が一段ジリ高となりブリヂストン<5108>(東証プライム)は14時頃から小高く転換。自動車株の中にも下げ幅を縮める銘柄が増えた。ただ、米国3日、欧州4日に各々開かれる金融政策会合で利上げが見込まれる上、ウクライナ情勢も流動的とされ、連休中の変化に備えて手控える様子はあり、日経平均は2万9200円(約77円高)を上値に小動きを継続。大引けは小幅高にとどまったが4日続伸し年初来の高値を連日更新した。
後場は、KeePer技研<6036>(東証プライム)が一段と上げ、黄砂による洗車需要拡大と4月の月次売上高の大幅拡大など好感。トリケミカル研究所<4369>(東証プライム)も一段高基調を続け第1四半期(2~4月)好調の観測。GMB<7214>(東証スタンダード)も一段高基調を続け3月決算予想の増額修正など好感。テラプローブ<6627>(東証スタンダード)も一段高基調となり証券会社による目標株価に加えPBR向上策への期待が再燃。ストリームメディアコーポレーション<4772>(東証グロース)は前引け後に発表した四半期決算など好感されて急伸しストップ高。jig.jp<5244>(東証グロース)はライブ配信アプリによる業績上振れ期待などで一段と上げストップ高。カルナバイオサイエンス<4572>(東証グロース)はキナーゼタンパク質の新製品などに期待のほか米欧の利上げの影響の小さい銘柄に退避する資金も入ったようで出直り拡大。
東証プライム市場の出来高概算は10億3952万株(前引けは5億520万株)、売買代金は2兆6676億円(同1兆2909億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は623(前引けは423)銘柄、値下がり銘柄数は1115(同1348)銘柄。
東証33業種別指数は8業種(前引けは4業種)が値上がりし、精密機器、医薬品、電気機器、情報通信、鉱業、ゴム製品、機械、倉庫運輸、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)