■成長戦略
(2)顧客満足度向上のための分野特化戦略の更なる推進
翻訳センターが翻訳業界で抜きん出た存在になった理由は、特化した分野における専門性であった第三次中期経営計画では、この分野特化戦略にさらに磨きをかける具体的には、エリア別(東京、大阪、名古屋)が基本だった翻訳事業の組織体制を、4専門分野(特許、医薬、工業・ローカライゼーション、金融・法務)別の組織に変更するすでに2015年4月に組織変更は完了し、主に営業面での顧客満足度の向上が期待される各専門分野においては、分野やドキュメントの特性に応じた分化型マーケティングを実施する例えば特許分野においては、企業知財と特許事務所ではニーズが異なるため、商品・サービスの展開をカスタマイズするまた医薬分野においては、医薬品の開発ステージに合わせた専門文書の制作能力を向上させる
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)