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アイエスビー Research Memo(5):組込み事業は医療用機器や自動車、家電向けが堅調に推移

発行済 2016-04-13 16:16
更新済 2016-04-13 16:33
アイエスビー Research Memo(5):組込み事業は医療用機器や自動車、家電向けが堅調に推移
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■事業分野別動向 (2)組込み 「組込み」はアイ・エス・ビー (T:9702)が得意とする「組込み用ソフトウェア」のことで、様々な製品分野向けに供給している。
これらのうち携帯端末向けとモバイルインフラ(基地局)向けは別途切り出しており、「組込み」の売上高はモバイル関連以外の製品分野向けの組込みソフトの売上高で構成されている。
同社が組込みソフトウェアを供給している分野は民生用から産業用まで幅広いが、売上構成比が高いのは医療用機器と自動車関連だ。
前者はCTスキャン装置やMRI診断装置などが典型例であり、同社が画像診断装置向けソフトウェアに強みを持っていることがわかる。
後者ではエンジン制御用やカーナビ用、インパネ(運転席の計器類)制御用などが典型的製品となっている。
2015年12月期の売上高は前期比11.6%増の2,762百万円だった。
主力の医療用機器や自動車向けを始め、家電向けなどが堅調に推移した。
加えて同社が販売代理権を有するアプリ開発キット「Qt」(キュート)が急激に販売を伸ばしたことも売上高を押し上げた(Qtの詳細については後述)。
2016年12月期の売上高は同38.9%増の3,837百万円を予想している。
医療向けは横ばいながら、自動車・車載機器や家電向け組込みソフトとQt関連案件の引き続いての拡大が売上げを大きく押し上げると期待している。
弊社ではQtの2015年の勢いが2016年も継続するならば、38.9%増収という同社の見通しが達成される可能性は十分高いと考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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