■事業分野別動向
(4)金融
「金融」分野は、ネットワークやシステムの構築、ソフトウェア開発など、いわゆるSI(システムインテグレーション)と言われるものの中で、金融業界(銀行、証券、保険など)向けを切り出したものとなっている。
2015年12月期の売上高は前期比23.3%増の1,407百万円となった。
アイ・エス・ビー (T:9702)本体が得意とする証券業界からの受注が増加したほか、2015年7月に子会社化したインフィックスも銀行業界向けに売り上げを伸ばし、同社の業績に貢献した。
2016年12月期について同社は前期比3.1%増の1,451百万円を予想している。
証券業界向けは高水準横ばいを見込む一方、インフィックスとのシナジーで銀行関連の拡大を狙うとしている。
弊社ではこの会社予想は控え目なもので、上振れの可能性は高いと考えている。
インフィックスの収益貢献が通期ベースでフル寄与してくることがその理由だ。
大手メガバンクのシステム統合が一段落したことで業界全体の需給が一旦緩むとみていることが慎重な会社予想につながっていると推測される。
しかし銀行システムの更新投資は旺盛でインフィックスもその恩恵を引き続き享受できると弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
2015年12月期の売上高は前期比23.3%増の1,407百万円となった。
アイ・エス・ビー (T:9702)本体が得意とする証券業界からの受注が増加したほか、2015年7月に子会社化したインフィックスも銀行業界向けに売り上げを伸ばし、同社の業績に貢献した。
2016年12月期について同社は前期比3.1%増の1,451百万円を予想している。
証券業界向けは高水準横ばいを見込む一方、インフィックスとのシナジーで銀行関連の拡大を狙うとしている。
弊社ではこの会社予想は控え目なもので、上振れの可能性は高いと考えている。
インフィックスの収益貢献が通期ベースでフル寄与してくることがその理由だ。
大手メガバンクのシステム統合が一段落したことで業界全体の需給が一旦緩むとみていることが慎重な会社予想につながっていると推測される。
しかし銀行システムの更新投資は旺盛でインフィックスもその恩恵を引き続き享受できると弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)