[ブラジリア 25日 ロイター] - 10月のブラジル大統領選に立候補しているルラ元大統領は25日、当選した場合に汚職対策に取り組むと表明した。
政府内で汚職疑惑が浮上した場合に調査を行い、処罰するための新たな仕組みをつくると説明した。
ルラ氏は地元テレビとのインタビューで「過ちを犯した者は誰であれ必ずその代償を払うことになる」と述べた。
ルラ氏は2003─10年に大統領を務めた。収賄罪などで収監されていた有罪判決が昨年無効となり、再び公職に立候補することが可能となった。
世論調査の支持率では、再選を目指すボルソナロ大統領を大きくリードしている。
選挙で勝利した場合、雇用創出や景気回復に注力し、信頼性や安定性を重視して政権を運営すると強調した。