■今後の見通し
2018年3月期通期についてRIZAPグループは、売上収益150,202百万円(前期比57.6%増)、営業利益13,010百万円(同27.4%増)、税引前利益11,983百万円(同24.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益8,007百万円(同4.3%増)と増収増益を予想しているこれらの数値は期初予想から変更はない
通期ベースでは売上収益は前期比54,903百万円の増収となるこの詳細内訳について弊社では、従来からRIZAP関連事業で13,000~15,000百万円、上場子会社で約30,000百万円、その他の子会社とM&A合計で10,000百万円といった内訳と推測している第2四半期を終えたところで、特にこの見方を変える必要はないと考えている
今第2四半期に計画対比で売上収益が未達となった理由は、アパレル関連において出店を急がず収益性の改善を優先したことが理由だ今第2四半期までの収益性の改善が着実に進んだことから、今下期は出店のアクセルを踏むとみられるしたがって通期の売上高が計画を達成してくる可能性は十分あると弊社では考えている
利益については、会社予想を達成すること自体は、もはや大きなイシューではないと弊社では考えている同社は第1・第2四半期に先行投資を行い、第3・第4四半期で回収することを基本的ビジネスモデルとしているその結果、過去4年間の実績として、上半期で利益の4分の1を、下半期で利益の4分の3を稼ぐという構造となっている今第2四半期の営業利益は通期予想に対して38.5%の進捗率となっており、計画達成のために下半期に必要とされる利益のハードルは大きく低下している
今第2四半期までの進捗率が高いため、営業利益が今通期見通しを大きく上回る可能性について期待が高まるが、弊社ではその可能性は低いとみている来期以降のために先行投資に回す可能性が高いと考えられるためだ同社の成長戦略がより長期的な視野に立ったものへと変わってきており、今期から事業基盤の足場固めに注力しているのは前述のとおりだ『COMMIT 2020』の先を見据えたとき、成長投資の案件は山積しており、そこに向けて資金を先行的に投下する経営判断が成されるものと弊社では推測している
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
2018年3月期通期についてRIZAPグループは、売上収益150,202百万円(前期比57.6%増)、営業利益13,010百万円(同27.4%増)、税引前利益11,983百万円(同24.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益8,007百万円(同4.3%増)と増収増益を予想しているこれらの数値は期初予想から変更はない
通期ベースでは売上収益は前期比54,903百万円の増収となるこの詳細内訳について弊社では、従来からRIZAP関連事業で13,000~15,000百万円、上場子会社で約30,000百万円、その他の子会社とM&A合計で10,000百万円といった内訳と推測している第2四半期を終えたところで、特にこの見方を変える必要はないと考えている
今第2四半期に計画対比で売上収益が未達となった理由は、アパレル関連において出店を急がず収益性の改善を優先したことが理由だ今第2四半期までの収益性の改善が着実に進んだことから、今下期は出店のアクセルを踏むとみられるしたがって通期の売上高が計画を達成してくる可能性は十分あると弊社では考えている
利益については、会社予想を達成すること自体は、もはや大きなイシューではないと弊社では考えている同社は第1・第2四半期に先行投資を行い、第3・第4四半期で回収することを基本的ビジネスモデルとしているその結果、過去4年間の実績として、上半期で利益の4分の1を、下半期で利益の4分の3を稼ぐという構造となっている今第2四半期の営業利益は通期予想に対して38.5%の進捗率となっており、計画達成のために下半期に必要とされる利益のハードルは大きく低下している
今第2四半期までの進捗率が高いため、営業利益が今通期見通しを大きく上回る可能性について期待が高まるが、弊社ではその可能性は低いとみている来期以降のために先行投資に回す可能性が高いと考えられるためだ同社の成長戦略がより長期的な視野に立ったものへと変わってきており、今期から事業基盤の足場固めに注力しているのは前述のとおりだ『COMMIT 2020』の先を見据えたとき、成長投資の案件は山積しており、そこに向けて資金を先行的に投下する経営判断が成されるものと弊社では推測している
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)