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人のことを思えばこそ 寿命を延ばした君主

発行済 2017-07-12 08:23
更新済 2017-07-12 08:33
人のことを思えばこそ 寿命を延ばした君主
 春秋時代のお話です。
宋という国に宋景という君主がいました。
当時、この国では珍しい天象が観測され、人々は天変地異が起こるのではないかと非常に心配していました。
宋景は天文学の専門家である子韋(しえい)を宮殿に呼び、天象を占うよう命じました。


 子韋は言いにくそうに、口を開きました。
「王様、これは王様ご自身に災難が降りかかることを暗示しています。
災いをなくすことはできませんが、せめて他の人に移すことはできます。
宰相の身に移してはいかがでしょうか」

 宋景は首を振りました。
「宰相は非常に才能があり、国にとってなくてはならない人物だ。
災いが消えぬなら、私が死をもって国を助けよう」

 「それでは、一介の百姓の身に移してはいかがでしょうか。
それでも、災難を回避することができます」

 「庶民を殺すなど、君主である私にできると思うのか?それなら、私が身を持って災いを受ける」

 「それでは、農作物に移すこともできます。
来年は凶作とするのはどうでしょうか」

 宋景は、青筋を立てて怒りました。
「もし凶作となれば、人々は飢えで苦しむではないか。
自分が助かるために人々を殺すなど、私は君主でいられるはずがない。
きっと、私の命は尽きる運命なのだ。
これ以上、何も言うな」

 すると、子韋は微笑みながら、ひざまずいて宋景に言いました。
「王様、心よりお祝いを申し上げます。
天は、王様の慈悲のお言葉を3回聞きましたので、3回の善報を授けて下さいます。
王様の命は21年間、延ばされるでしょう」

 その日の夜、不吉だった天象が変わりました。
そして、宋景の寿命も子韋の予言通り延長されたのです。


 中国には、「天・地・人」という言葉があります。
天象の変化は、国と人の運命を暗示しているのかもしれません。
しかし、人間の意志で天象を変え、未来を変革することも可能なのです。


(翻訳編集・郭丹丹)

【ニュース提供・大紀元】


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