[ヘルシンキ 19日 ロイター] - フィンランドのニーニスト大統領は19日、正式に加盟を申請した北大西洋条約機構(NATO)との合同軍事演習や領内への新たな兵器持ち込みについて、過剰反応を避けるため、引き続き柔軟に対応したいとの意向を示した。
フィンランドはロシアと1300キロにわたって国境を接し、複雑な歴史関係がある。ウクライナに侵攻したロシアは、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に反対している。
ニーニスト大統領は、同じくNATOに加盟申請したスウェーデンのアンデション首相とともにワシントンでバイデン大統領と会談した後、「いま最も重要なのは柔軟性だ。状況を注視し、過剰反応することもさせることもなく、即座に反応できる状態にあることだ」と述べた。