[オークランド(米カリフォルニア州) 8日 ロイター] - 多くの大手ウェブサイトが広告の販売や表示に利用している米グーグルのサービス「Google アド マネージャー」が8日に約3時間ダウンし、重要な年末期間中に主要ニュースパブリッシャーの収入が打撃を受けた。事情に詳しい関係筋2人が明らかにした。
グーグルは同日夜、「問題は解決され、広告配信は現在復旧している」とツイートした上で、障害発生を謝罪した。
関係筋の1人によると、ニューヨーク・タイムズ(NYT)、ワシントン・ポスト、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などのニュースサイトがこの問題の影響を受けた。
各メディアとグーグルからは今のところコメントを得られていない。
テキサス州などがグーグルに対して進めている反トラスト訴訟によると、パブリッシャーがウェブサイトに埋め込む広告配信ソフトで、グーグルのサービスは米国市場の約9割のシェアを占めている。国内の議員はグーグルの市場支配力を抑制するための法案を追求している。