1日の香港市場は値上がり。
主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比148.57ポイント(0.58%)高の25809.22ポイントと、本土企業株で構成されるH株指数が16.91ポイント(0.16%)高の10619.88ポイントとそろって反発した。
売買代金は846億1300万香港ドルと前日から縮小したものの、依然として高水準が続いている(5月31日の売買代金は1105億2100万香港ドル)。
元高の動きが好感される。
中国人民銀行(中央銀行)は1日、対米ドル基準値を1米ドル=6.8090人民元と前日比0.80%の元高方向に設定した。
昨年11月以来の元高水準で、上昇率は今年1月6日以来の大きさ。
上海の外国為替市場でも、約7カ月ぶりの元高水準で推移している。
株式市場では指標悪化を嫌気して売りが優勢だったものの、下値は固く、中盤から買いが再び優勢となった。
取引時間中に発表された5月の財新・中国製造業PMIは49.6。
景況判断の境目となる50を11か月ぶりに割り込んだ。
業種別では、中国空運セクターの上げが目立つ。
中国国際航空(753/HK)が8.0%高、中国南方航空(1055/HK)が5.0%高、中国東方航空(670/HK)が3.9%高とそろって急伸した。
元高が進むなか、ドル建て債務の実質負担が縮小するとみられている。
原材料の輸入コスト低減を意識し、紙・パルプセクターなども買われた。
玖龍紙業(2689/HK)が6.6%高、理文造紙(2314/HK)が1.9%高で引けている。
香港系の不動産セクターもしっかり。
恒基兆業地産(12/HK)が2.2%、新鴻基地産発展(16/HK)が2.1%、新世界発展(17/HK)が1.5%、九龍倉集団(4/HK)が1.1%ずつ値を上げた。
香港不動産管理当局の差餉物業估価署は5月31日、今年4月の民間住宅指数を公表。
6カ月連続で過去最高値を更新したことを明らかにした。
H株金融セクターの一角も物色される。
中国工商銀行(1398/HK)が1.7%高、中国建設銀行(939/HK)が1.4%高、中国平安保険(2318/HK)が1.0%高と上昇した。
半面、ゼネコンや建材、建機のインフラ関連セクターはさえない。
中国交通建設(1800/HK)が2.3%、中国鉄建(1186/HK)が1.1%、中国中鉄(390/HK)が0.9%、北京金隅(BBMG:2009/HK)が2.1%、中聯重科(1157/HK)が1.4%ずつ下落した。
本土市場は5日ぶり反落。
主要指標の上海総合指数は、前日比0.47%安の3102.62ポイントで取引を終えた。
指標発表後に下げ幅を広げている。
建材や非鉄、鉄鋼などの素材株が安い。
半面、金融株の一角は値上がりした。
空運株も上昇している。
【亜州IR】
主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比148.57ポイント(0.58%)高の25809.22ポイントと、本土企業株で構成されるH株指数が16.91ポイント(0.16%)高の10619.88ポイントとそろって反発した。
売買代金は846億1300万香港ドルと前日から縮小したものの、依然として高水準が続いている(5月31日の売買代金は1105億2100万香港ドル)。
元高の動きが好感される。
中国人民銀行(中央銀行)は1日、対米ドル基準値を1米ドル=6.8090人民元と前日比0.80%の元高方向に設定した。
昨年11月以来の元高水準で、上昇率は今年1月6日以来の大きさ。
上海の外国為替市場でも、約7カ月ぶりの元高水準で推移している。
株式市場では指標悪化を嫌気して売りが優勢だったものの、下値は固く、中盤から買いが再び優勢となった。
取引時間中に発表された5月の財新・中国製造業PMIは49.6。
景況判断の境目となる50を11か月ぶりに割り込んだ。
業種別では、中国空運セクターの上げが目立つ。
中国国際航空(753/HK)が8.0%高、中国南方航空(1055/HK)が5.0%高、中国東方航空(670/HK)が3.9%高とそろって急伸した。
元高が進むなか、ドル建て債務の実質負担が縮小するとみられている。
原材料の輸入コスト低減を意識し、紙・パルプセクターなども買われた。
玖龍紙業(2689/HK)が6.6%高、理文造紙(2314/HK)が1.9%高で引けている。
香港系の不動産セクターもしっかり。
恒基兆業地産(12/HK)が2.2%、新鴻基地産発展(16/HK)が2.1%、新世界発展(17/HK)が1.5%、九龍倉集団(4/HK)が1.1%ずつ値を上げた。
香港不動産管理当局の差餉物業估価署は5月31日、今年4月の民間住宅指数を公表。
6カ月連続で過去最高値を更新したことを明らかにした。
H株金融セクターの一角も物色される。
中国工商銀行(1398/HK)が1.7%高、中国建設銀行(939/HK)が1.4%高、中国平安保険(2318/HK)が1.0%高と上昇した。
半面、ゼネコンや建材、建機のインフラ関連セクターはさえない。
中国交通建設(1800/HK)が2.3%、中国鉄建(1186/HK)が1.1%、中国中鉄(390/HK)が0.9%、北京金隅(BBMG:2009/HK)が2.1%、中聯重科(1157/HK)が1.4%ずつ下落した。
本土市場は5日ぶり反落。
主要指標の上海総合指数は、前日比0.47%安の3102.62ポイントで取引を終えた。
指標発表後に下げ幅を広げている。
建材や非鉄、鉄鋼などの素材株が安い。
半面、金融株の一角は値上がりした。
空運株も上昇している。
【亜州IR】