G-7ホールディングス (T:7508)は、「オートバックス」「業務スーパー」のフランチャイジーとして国内最多店舗数を運営する子会社を有する持株会社。
1人当たり生産性などを重視した店舗収益力に強みを持つ。
アグリ事業や食品・外食事業、海外事業などにも積極展開中。
10月31日付で発表された2017年3月期第2四半期累計(2016年4月−9月)の連結業績は、売上高が前年同期比7.9%増の52,964百万円、経常利益が同31.3%増の1,591百万円と半期ベースでの過去最高業績を2期連続で更新した。
オートバックス・車関連事業が低調だったものの、業務スーパー・こだわり食品事業の好調でカバーした。
2017年3月期は売上高で前期比10.7%増の115,000百万円、経常利益で同24.2%増の4,000百万円と増収増益を見込む。
第2四半期までの進捗率は売上高で46.1%、経常利益で39.8%となっている。
ポイントはタイヤの販売動向を大きく左右する冬場の降雪状況となる。
前年は記録的な暖冬の影響でタイヤの販売が不振だっただけに、例年並みの降雪状況であれば、上期に低迷していたオートバックス・車関連事業の収益も回復することが予想される。
その他事業では多様な需要に対応するため、新たにコインランドリーサービスも開始している。
2016年8月より1店舗でサービスを開始したが滑り出しは好調で、今後、他のオートバックス店舗でもサービスを展開していく予定となっている。
また、業務スーパー・こだわり食品事業では、「業務スーパー」の出店と同時に、精肉店の「テラバヤシ」を出店していくことで事業拡大を進めていく戦略で、今期は10店舗の新規出店を計画している。
そのほか、前期より(株)BAKEとエリアライセンス契約締結して開始したチーズタルト専門店「BAKE CHEESE TART(ベイク チーズタルト)」も好調で、現在関西で3店舗を展開中。
今後、テナント物件が見つかり次第、10店舗程度まで展開していく予定となっている。
現在、進行中の中期経営計画では最終年度となる2021年3月期の業績目標として、売上高1,700億円、経常利益70億円を掲げている。
オートバックス・車関連事業では車検や鈑金加工、保険などのサービス事業のほか、車用品以外の新規商材やサービスの育成に取り組んでいく。
また、海外事業については東南アジアを中心にオートバックス、バイクワールド、飲食店、食品スーパー事業を展開し、売上高として100億円を目指していく。
当面は先行投資期間のため赤字が続くものの、東南アジアの今後の経済成長を取り込むことで、将来的に収益柱の1つとして育成していく考えだ。
■Check Point
・売上高は7.9%増の52,964百万円、営業利益は15.9%増の1,441百万円と大幅増収増益で着地
・17/3期通期も過去最高業績を更新の見込み
・中計最終年度の21/3期に連結売上高1,700億円、経常利益70億円を掲げる
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
1人当たり生産性などを重視した店舗収益力に強みを持つ。
アグリ事業や食品・外食事業、海外事業などにも積極展開中。
10月31日付で発表された2017年3月期第2四半期累計(2016年4月−9月)の連結業績は、売上高が前年同期比7.9%増の52,964百万円、経常利益が同31.3%増の1,591百万円と半期ベースでの過去最高業績を2期連続で更新した。
オートバックス・車関連事業が低調だったものの、業務スーパー・こだわり食品事業の好調でカバーした。
2017年3月期は売上高で前期比10.7%増の115,000百万円、経常利益で同24.2%増の4,000百万円と増収増益を見込む。
第2四半期までの進捗率は売上高で46.1%、経常利益で39.8%となっている。
ポイントはタイヤの販売動向を大きく左右する冬場の降雪状況となる。
前年は記録的な暖冬の影響でタイヤの販売が不振だっただけに、例年並みの降雪状況であれば、上期に低迷していたオートバックス・車関連事業の収益も回復することが予想される。
その他事業では多様な需要に対応するため、新たにコインランドリーサービスも開始している。
2016年8月より1店舗でサービスを開始したが滑り出しは好調で、今後、他のオートバックス店舗でもサービスを展開していく予定となっている。
また、業務スーパー・こだわり食品事業では、「業務スーパー」の出店と同時に、精肉店の「テラバヤシ」を出店していくことで事業拡大を進めていく戦略で、今期は10店舗の新規出店を計画している。
そのほか、前期より(株)BAKEとエリアライセンス契約締結して開始したチーズタルト専門店「BAKE CHEESE TART(ベイク チーズタルト)」も好調で、現在関西で3店舗を展開中。
今後、テナント物件が見つかり次第、10店舗程度まで展開していく予定となっている。
現在、進行中の中期経営計画では最終年度となる2021年3月期の業績目標として、売上高1,700億円、経常利益70億円を掲げている。
オートバックス・車関連事業では車検や鈑金加工、保険などのサービス事業のほか、車用品以外の新規商材やサービスの育成に取り組んでいく。
また、海外事業については東南アジアを中心にオートバックス、バイクワールド、飲食店、食品スーパー事業を展開し、売上高として100億円を目指していく。
当面は先行投資期間のため赤字が続くものの、東南アジアの今後の経済成長を取り込むことで、将来的に収益柱の1つとして育成していく考えだ。
■Check Point
・売上高は7.9%増の52,964百万円、営業利益は15.9%増の1,441百万円と大幅増収増益で着地
・17/3期通期も過去最高業績を更新の見込み
・中計最終年度の21/3期に連結売上高1,700億円、経常利益70億円を掲げる
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)